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静岡新聞掲載

  • umenosuke
  • 8月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:8月3日

2025年7月17日(木曜日)


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静岡MUGEN活動開始について静岡新聞 (9面) へ掲載頂きました。


※以下内容


〜静岡MUGEN〜

2024年の茶生産統計で、荒茶生産量の首位を鹿児島県に明け渡した本県茶業の再興ヘ。静岡茶に魅せられた移住者や元製茶問屋らがこのほど、茶の新商品開発や安全認証取得を後押しする企業組合「静岡MUGEN」を設立した。異業種が手を取り合い、専門知識を駆使した提案活動で茶の未来を切り開こうと、事業者支援に力を入れている。


〜掲載写真〜

茶畑に囲まれた自宅兼事務所で打ち合わせをする井上靖久代表(中央)ら企業組合「静岡MUGEN」のメンバーら=7月上旬、島田市


〜新商品開発、認証取得後押し〜

「茶畑と海や山が共存する風景は壮観だった」。同組合の井上靖久代表(51)は趣味のツーリングで初めて訪れた牧之原台地の印象をこう振り返る。豊かな自然の中で息づく茶産業に魅 了され、22年に妻と埼玉県から島田市へ移住。自動車や家具開発の工業デザイナー経験を生かすべく、同市産業支援センター「おびサポ 」に登録し、同センターコーディネーターで元食品会社開発部長の九島祥弘さん(64)に茶業活性化への熱意を伝えて相談した。九島さんの紹介でかつて同市で製茶問屋を経営していた青島光俊さん(59)と意気投合し、借用強化と相互扶助の考えから6月に企業組合を立ち上げた。


具体的な業務は、 茶生産者らの経営課題を吸い上げ、各自の強みであるデザインカや人脈 、経験値を生かし、新商品案やブランデイング、ISO(国際標準化機構)やHACCP(総合衛生管理製造過程)などの認証取得をサポートする。井上代表は、すでに志太榛原地域を中心に20社以上から相談があると明かし、「抗菌作用が強い茶は電車のつり革やシート、医療用素材など工業製品にも活用できる。静岡茶の可能性は無限。多角的な視点から持統可能な茶作りに貢献していきたい」と強調する。


【メモ】

企業組合は4人以上の個人が発起人となり、それぞれの技術やノウハウを生かす組織形態。行政の認可が必要で、メンバー(組合員)がともに組合の事業に従事することが義務づけられている。県中小企業団体中央会によると、近年、県内の企業組合の設立は年間で数件程度という。大長航課長代理は「茶業に特化した企業組合は非常に珍しい。補助金情報の共有などで、組合活動の継続を下文えていきたい」と話す。


( 記者:静岡新聞 経済部 ・ 薬袋費信 )


静岡MUGEN 井上靖久




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